こんぴらさん、と言いますと、香川県の象頭山の金比羅宮を思い浮かべる方が多いのでは無いでしょうか。
 金比羅宮は、出雲大社と御同神を祀っており、その御祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)であり、その御分霊 を讃岐に勧請したのが、金比羅権現信仰の始まりと言われております。香川県の金比羅宮は全国の金比羅信仰の総本山となっております。

 金比羅権現、すなわち大国主命は、民を愛され、農耕の術や家畜の飼育などを広め、
 医薬の用法なども教え、 万民の生活を安泰に導かれた、たいへん功徳の高い神様であります。

 大国主命には、クンビーラと申す神様が仕えておりまして、この神様はインドを流れるガンジス川に住むワニのような
 動物の化身だと言われ、魚を捕ることが上手く、またどんな荒波でもたくみに泳ぐというので、魚と船の安全を護る
 神として大変な力を持つと言われます。
 金比羅と言うのは、このクンビーラがなまってコンピラと言われ出したという 説もあります。

 宿毛では、東経132度43分42.19秒、北緯32度56分35.50秒の場所に金刀比羅宮があり、金比羅権現を祀っております。

 その昔、文禄元年(1592年)、宿毛領主となった長宗我部元親の家臣野田甚左衛門が松田城を居城とし、
 城内鎮護のため城の背後の山頂に、金比羅権現を祀ったのが宿毛の金刀比羅宮の起源と言われています。

 宿毛金比羅宮は、金比羅信仰の民だけでなく、漁業で生活を立てる民にとって深い信仰のよりどころとなっております。
                                      (参照文献:宿毛金比羅宮勧請由来記)




  祭り当日、親水公園内ステージにて、前年度優勝者からご神体の返還式を行い、
  参加者の皆様に紹介・ルール説明を行った後、一斉にスタートし、金刀比羅宮頂上までの時間を競います。
  (ルールやスタート地点等は年によって変わる可能性があります)

  いち早く金刀比羅宮にたどり着いた優勝者は、本年度こんぴら男として表彰されます。
  こんぴら男になった方の御名前は、ご神体に記入され、ご神体はこんぴら男に贈呈されます。

  ご神体は、こんぴら男に一年間、預けられ、次年度のこんぴら男に引き継ぎされます。
  その他参加者についても御札を参加賞として贈呈いたします。
  また、参加者は金比羅宮にて、祈願をして頂けます。

 

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